マダガスカル:STePP技術実証プロジェクト
マダガスカル
医療廃棄物用無煙焼却炉(中和機工株式会社)
背景
医療廃棄物の分別が不十分な場合、COVID-19を含む疾患の感染源となる可能性があります。しかし、予算の都合上、マダガスカルとセネガルでは、焼却炉が機能している病院はごくわずかです。さらに、既存の焼却炉は煙や灰を発生させ、環境汚染の原因となってきました。したがって、医療廃棄物にさらされることによる二次感染を防ぐためには、特に大規模な病院や診療所において、無煙で操作が簡単な焼却炉の導入と、オペレーターだけでなく医療従事者全体を対象とした廃棄物の適切な取り扱いと分別についての教育が急務となっています。
プロジェクトの概要
UNIDOは、COVID-19患者を受け入れているマダガスカルとセネガルの公立病院に、小型医療廃棄物焼却炉(容量470kg/日)を設置しました。この焼却炉は水冷式のため耐久性に優れ、プラスチックなど熱量の高いものを焼却しても破損しにくい構造になっています。また、無煙焼却炉なので環境にも配慮しています。さらに、本プロジェクトでは、自治体や病院と連携し、医療従事者への試運転や操作のトレーニングを行いました。
プロジェクトの詳細
都市、国 |
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プロジェクトパートナー |
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主要な成果 |
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会社の詳細
社名 |
中和機工株式会社 |
ホームページ |
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住所 |
〒103-0023 東京都中央区日本橋本町2丁目8番7号 オー・ジー東京ビル3階 |
資本金 |
1000万円 |
担当者 |
Kuniaki Imao 氏 |
事業内容 |
焼却機の設計・計画・販売 |
ストーリー
“COVID-19 のパンデミックに際して、このプロジェクトは非常にタイムリーでした。ウイルスが急速に蔓延しているとき、医療廃棄物を燃やすことは、病気の蔓延を防ぐ最も効果的な方法のひとつなのです。”
Oumar DABO、Chunoda Service Sarl、取締役
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関連リンク