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投資担当官の招へい(デレゲートプログラム)

投資担当官の招へい(デレゲートプログラム)

開発途上国・新興国の政府機関や関連機関から投資担当官を短期間日本に招へいし、その日本国内での活動を支援しています。投資担当官は自国への直接投資や技術移転を促進するため、行政や企業の関係者との情報交換やネットワーク作りを行います。

招聘する対象者は、開発途上国・新興国の政府や政府系機関で主に海外からの投資促進業務に関わっている方で、一定以上の実務経験と英語でのコミュニケーション能力が高い方です。
招聘者の日本での滞在期間は2~3週間で、その間はUNIDO東京事務所のオフィスを拠点として提供し、担当スタッフがついて活動を支援しています。招へい者の主な活動は、投資促進セミナーの開催、企業との個別ビジネスミーティングの実施、そして工場や事業所の視察です。来日前から綿密な打ち合わせを繰り返し、計画・準備しています。

投資促進セミナーでは、当該国の政治経済情勢、法制度、生活文化等ビジネスに必要な基本情報に加え、投資促進制度に関する具体的な情報提供や個別相談を実施しています。
企業との個別ビジネスミーティングでは、当該国への進出を検討している企業とより詳細な情報交換および人脈作りを行っており、それをきっかけに現地を訪問する企業も少なくありません。
工場や事業所の視察では、招へい者が産業の現場を視察することで企業や技術に対する理解を深め、よりスムーズな進出促進につながっています。

短期間の滞在ではありますが、招へい者は日本の文化や日本人の考え方に触れ、日本企業のビジネスに対する姿勢を知ることで、より効果的に投資を促進するために相互にどのような努力が必要かということを理解することができます。UNIDO東京事務所では滞在中の支援を通じて招へい者との人間関係を構築し、帰国後も維持しています。招へい者は日本企業からの相談や現地でのサポートの依頼に協力的で、日本との橋渡し役として活躍しており、日本企業にとっても心強いサポーターとなっています。
これまでにUNIDO東京事務所では、30カ国以上からの招へいを行っています。

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