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インド:STePP技術実証プロジェクト

インド:STePP技術実証プロジェクト


インド

インドでは2つのプロジェクトが実施されました。

抗菌効果のある光触媒コーティング(丸昌産業株式会社)

背景
コロナウイルスの蔓延により、世間では消毒の重要性に関する意識が高まりました。一方で、毎日の化学消毒は、医療従事者の時間とコストの観点から、病院にとって大きな負担となっています。光触媒コーティング技術は、部屋の光に反応する壁面に抗菌効果を生み出します。さらには、抗菌コーティングよって医療スタッフの二次感染を防ぎ、より安全な作業環境を提供することができます。

プロジェクトの概要
UNIDOは、3か国(インド、ケニア、モンゴル)の合計8つの病院に光触媒コーティングを施し、病原性微生物除去の有効性をテストしました。このプロジェクトでは、コーティング技術に関するトレーニングを提供するだけでなく、病院における一般的な衛生慣行に関する医療従事者の知識を高めるのに役立ちました。それぞれの国でサンプルが研究所に送られ、コーティングが微生物の除去に効果的であることが証明されました。コーティングは、医療従事者が消毒に費やす時間を短縮することに成功しました。

プロジェクトの詳細

都市、国

  • ニューデリー、チェンナイ、ラージコート、インド

プロジェクトパートナー

  • 国立結核呼吸器研究所
  • ラジブガンジー政府総合病院
  • Pandit Dindayal Upadhayay Medical College Hospital
  • Allair Solutions Pvt Ltd.

主な成果

  • 8つの病院、計23室にコーティングを実施
  • 29人のエンジニアに対して訓練を実施
  • 270人の医療従事者が一般衛生研修に参加
  • 3か国語でトレーニングビデオとマニュアルを作成
    (インド、モンゴルにおける同社の同様のプロジェクトの結果を含む)


会社概要

社名 丸昌産業株式会社
ホームページ https://marusyosangyo.jp
住所 327-0031 栃木県佐野市田島町171
資本金 1000万円
担当者 吉川貴之
電話番号: 0283-22-1901
E-mail: yoshikawa@marusyosangyo.jp
事業内容 繊維工業および化学製品製造業

 

簡易浄水装置Jトップ株式会社

背景
2017年のユニセフの報告によると、インドの718地区のうち3分の2が極度の干ばつの影響を受けています。安全な水の供給を確保するための施設がないため、一般家庭はボトル入りの水を購入しています。しかし農村部において、中所得層や低所得層の世帯は十分な水を購入することができません。そのため、雨水や地表水を貯めておいたり、井戸から水を汲んだりすることとなります。雨水や地表水をそのまま利用すると、浮遊物質や病原性微生物による汚染で、下痢やコレラ、肝炎などの病気を引き起こす可能性があり、深刻な問題を引き起こしています。

プロジェクトの概要
UNIDOは、日常生活で使用する安全な水の確保を支援するプロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、汚染された地表水を活性炭ろ過装置と再生装置で浄化するろ過システムを導入しました。また、水中の大腸菌や汚染物質のレベルを監視することで、システムの有効性と効率性を分析しました。現在、国内で他の産業分野にも応用できないか検討しています。

プロジェクトの詳細

都市名、国名

Maharashtra, インド

プロジェクトパートナー

  • Sojitz India Private Ltd.
  • SBSEnviro Aqua Concepts Pvt. Ltd.

主な成果

  • 活性炭再生装置1台設置
  • 13人のオペレーターを養成

 

会社の詳細

名称

Jトップ株式会社

ホームページ

http://www.jtops.com

住所

〒594-0042 大阪府和泉市箕形町4丁目5番44号

資本金

8000万円

担当者

Jiichi Nakaji 氏
Telephone: +81-725-51-3860
E-mail: nakaki@jtops.com

事業内容

  • 環境機器製造販売・エンジニアリング
  • 環境コンサルティング

 

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