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国連工業開発機関(UNIDO)は2021年より、ザンビアにおいて、日本政府、ザンビア政府、日立建機株式会社と連携し、「建設機械の技能訓練を通じた若者雇用促進計画」を開始しました。このページでは、本プロジェクトの進捗や状況を定期的にお伝えしていきます。
ザンビアでは近年、社会インフラの整備・開発が急速に進められていますが、建設業や鉱山事業における安全性と生産性の向上、建設機械の安定稼働には高い運転技能が不可欠であるため、特に若年層の雇用拡大に向けた高い技能を有する人材の育成が急務となっています。
本プロジェクトはこうした社会課題の解決に向け、ニーズに応じた知識・技能を高める職業訓練施設の整備を目的とした官・民パートナーの連携による取り組みです。プロジェクト開始3年目以降、年間125人の建設機械オペレーターを持続的に育成する訓練所を整備することを目指しています。
プロジェクトの月間レポート
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2023年2月の成果
- 活動3.1を開始(意識向上キャンペーンの実施)。ザンビアのキトウェにあるミンドロ中学校で、初めてとなる意識向上キャンペーンを実施。キャンペーンの詳細はこちら。
- 受益者へのトレーニングを実施するための準備として、建設機械オペレータ向けトレーニングで利用する資料作成のためのワークショップを開催。ワークショップの詳細はこちら。
- 活動3.3を開始(キトウェ職能訓練所(KVTC)にキャリアサービスセンターを設立)。プロジェクトの車両を提供し、関連産業への訪問といった活動を通して、KVTCキャリアサービスオフィスの運用を開始。
- UNIDOのプロジェクトマネージャーが、プロジェクトのモニタリングと関係者との連協強化を兼ねて、 KVTC やその他関係機関を訪問。
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2023年1月の成果
- 指導員育成カレンダーの内容整理に向けた会議を複数回実施。
- 油圧ショベル及び油圧ショベルシミュレーターの入札に関する書類作成を開始。
- 2023 年1月30 日〜2月3日に予定されているトレーニング教材制作ワークショップの準備を開始。
- キトウェ職能訓練所(KVTC)のインフラ整備に向けて、土木技術者の採用活動を開始。
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>活動計画と進捗についてはこちら
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2022年12月の成果
- アウトプット1を完了; 本プロジェクトで作成した建設機械オペレータ(Heavy Equipment Operator – HEO)1向けのカリキュラムが、国家機関であるTechnical Education, Vocational and Entrepreneurship Training Authority(TEVETA)による認証を取得。認証時の関連資料はこちら。
- プロジェクト運営委員会(Project Steering Committee -PSC)による会議を初めて実施。議事録はこちら。
- イタリアのトリノにある国際労働機関の国際研修センター(ITCILO)にて、 キトウェ職能訓練所 (KVTC) の指導員が職業訓練所のマネジメントに関するトレーニングを受講。詳細はこちら。
- 同じくITCILOにて、プロジェクトスタッフが職業訓練システムのデジタル化に関するトレーニングを受講。詳細はこちら。
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2022年11月の成果
- 日立建機(HCM)のサポートのもと、日本のPEO建機教習センタ 茨城教習所にて、キトウェ職能訓練所(KVTC)の指導員5人が、3 回目となる技術トレーニング (ToT)を受講。本トレーニングに関する詳細はこちら。
- ザンビアのTechnical Education, Vocational and Entrepreneurship Training Authority (TVETA) とともに、カリキュラム承認ワークショップを実施。 前回のワークショップにて検証された建設機械オペレータ(Heavy Equipment Operator – HEO)1 向けのカリキュラムが、同国の基準を満たしていることが承認された。ワークショップの詳細はこちら。
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2022年10月の成果
- ザンビア、ルサカの日立建機(HCM)にて、2回目となるKVTC の指導員向け技術トレーニング(ToT) を実施。5人のKTVC指導員 が油圧ショベルに関する5日間の研修を受け、全員が修了証書を 授与された。本トレーニングに関する詳細はこちら。
- Technical Education, Vocational and Entrepreneurship Training Authority (TVETA) とともに、 建 設 機 械 オ ペ レ ー タ (Heavy Equipment Operator – HEO) 1 向けのカリキュラム開発ワークショ ップを完了。ザンビアの様々な関連機関から専門家らが集まり、 本プロジェクトで開発した建設機械オペレータ向けのカリキュラ ムが、同国産業界の技術要件を満たしているかなどをチェックし た。ワークショップの詳細はこちら。
- 訓練ニーズ調査(TNA) の結果がまとまる。調査結果の分析を通じて、仕事を効果的かつ効率的に遂行する建設機械オペレータに必要なスキルなどを特定した。調査結果の詳細はこちら。
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2022年9月の成果
- キトウェ職能訓練所(KVTC)に建設機械オペレーター(CEO)プログラムを設立するにあたり、参考となる日本の日立建機 (HCM) の関連施設でスタディー・ツアーを実施。
- 今後の活動を計画するため、KVTCのマネジメントスタッフと共に月次定例会議を実施。
- KVTCにて、日立建機ザンビアの代表団による表敬訪問を歓迎。
- ザンビア北西部のカルンビラ鉱山にて、KVTCのCEOプログラムの指導員向けに、プロジェクト初の技術トレーニング (Training of Trainers -TOT)を実施。
- 現地の土木技師に依頼し、KVTCの施設内におけるCEOプログラムの実技の練習場所や、施工現場などに関連した設計計画を作成。
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2022年5月– 訓練ニーズ評価(TNA)調査から得たデータを分析するためのワークショップを開催。キトウェ職能訓練センター(KVTC)が、就職斡旋サービスの提供と産業界との連携促進を目的とした、ビジネス開発事務所を設立した。
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2022年4月– 建機オペレーターのためのカリキュラム策定に関するロードマップなどを作成。カッパーベルト州とルサカ州の建設・採鉱業の企業を対象に実施した労働市場調査(LMS)と訓練ニーズ調査(TNA)で、LMS は91 社、TNA は71 社から回答を得た。
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2022年3月–労働市場における建機オペレーターの需要、また産業が求める建機オペレーターを育成する上での訓練ニーズを調査
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2022年2月–プロジェクト事務所を現地に設立し、プロジェクト関係者との交流を図るスタディツアーなどを実施
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関連リンク
ザンビアにおける建設機械オペレータの育成を日本政府と日立建機とともに支援(2021年9月29日)