UNIDO本部の統計チームは2015年第3四半期の指標に基づく世界工業生産の成長に関する報告書を発表しました。

主な内容

· 2015年第3四半期の世界工業生産は2.7％と緩やかな成長にとどまり、工業国と開発途上国の経済成長は対照的な傾向をみせた。

· 2015年第3四半期の工業国の製造業生産額は前年同期比1.2％増で、経済は回復の兆候をみせている。

· 欧州工業国の成長は続いた。石油価格の低下と輸出に有利な為替が寄与した。

· 開発途上国および新興国経済の成長鈍化が続き、前年同期比5.0％の成長となり、2015年第2四半期の5.3％を下回った。

· 産業別では、2015年第3四半期に世界工業生産は、印刷・出版、機械・設備が微減となったことを除き、ほぼすべての産業で成長した。

 

世界工業生産報告書2015年第3四半期（報告書は英文のみです）