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イベントレポート:「カリブ共同体(Caricom: カリコム)の魅力とビジネスチャンス」

イベントレポート:「カリブ共同体(Caricom: カリコム)の魅力とビジネスチャンス」

UNIDO東京事務所は、514日(火)に「カリブ共同体(Caricom: カリコム)の魅力とビジネスチャンス」をオンラインで開催しました。カリコムとは、カリブの14か国1地域(注1)が加盟する域内機関で、域内の経済統合を目指すとともに、加盟国間の外交政策の調整、共通のサービス事業実施、社会的・文化的・技術的発展のための協力等を行っています。

はじめに、外務省国際協力局国別開発協力第二課上席専門官の中島健 氏より、日・カリブ交流年とカリコム諸国の概要の説明がありました。2024年は、カリコム主要国であるジャマイカおよびトリニダード・トバゴとの国交樹立60周年、また、日・カリコム事務レベル協議が開始されて30年を記念した「日・カリブ交流年」であり、日本とカリコムにとって重要な節目の年です。これに併せ、カリコム諸国に対する今後の無償資金援助の紹介もあり、日本企業へのプロジェクト参加を呼びかけました。 

続いて、国際協力機構(JICA)中南米部中米・カリブ課課長の秋山慎太郎氏より、カリコム諸国における開発課題と、同地域におけるJICAの取り組みについてプレゼンがありました。2022年に公開された「カリコムの国別分析ペーパー」による同地域の重点分野の調査結果も紹介されました。また、JICAが実施する中小企業・SDGsビジネス支援事業スキームの案内もあり、説明会への参加を呼びかけました。

最後に、カリコム地域でビジネスをおこなっているWOTA株式会社 海外渉外及びインキュベーション担当バイスプレジデントの山田諒氏より、同社が専門とする水循環システムを紹介頂きました。同システムは能登半島地震の際にも導入され、再生水はトイレ・シャワーとして活用されています。また、同社はアンティグア・バーブーダで実証実験を実施しており、カリコム諸国における災害対策や水問題の課題解決にも活用が期待されています。  

質疑応答においては、カリコム地域でニーズの高い日本技術についての質問が寄せられました。気候変動に起因する環境問題・水不足問題・廃棄物処理問題・電力問題・防災などの分野においてニーズが高いと言及され、技術を有する日本企業には積極的にビジネスを検討して欲しいと述べられました。

UNIDOでは、今後カリコム諸国に対して、日本技術の移転促進に関するプロジェクトの実施を検討しております。ご関心のある企業につきましては、UNIDO東京事務所(itpo.tokyo@unido.org)までお知らせください。 

(注1)加盟国:アンティグア・バーブーダ、バハマ*、バルバドス、ベリーズ、ドミニカ国、グレナダ、ガイアナ、ハイチ*、ジャマイカ、セントクリストファー・ネービス、セントルシア、セントビンセント及びグレナディーン諸島、スリナム、トリニダード・トバゴ、モンセラット(英領)*

*カリコム単一市場・経済には参加せず。

セミナー概要

日付: 2024514日(火)
時間: 14:0015:00(日本時間)
形式: オンライン(Zoomウェビナー)
主催: UNIDO 東京投資・技術移転促進事務所
言語: 日本語(※通訳無し)

プログラム

14:00-14:05     挨拶・はじめに 
                       UNIDO東京投資・技術移転促進事務所 次長 村上秀樹 

14:05-14:20     日・カリブ交流年とカリコム諸国概要
                       外務省 国際協力局国別開発協力第二課 上席専門官 中島健 氏

14:20-14:35     カリコム諸国における開発課題
                       国際協力機構(JICA)中南米部中米・カリブ課 課長 秋山慎太郎 氏

14:35-14:50     カリコム地域に進出する日本企業のビジネス経験
                        WOTA株式会社  海外渉外及びインキュベーション担当バイスプレジデント 山田諒 氏

14:50-15:00     質疑応答

15:00               閉会

 

お問い合わせ先
UNIDO東京事務所(担当:村上、福山)
Email: EventTokyo@unido.org