このページをシェアする

川崎国際環境技術展2018視察(在京大使館プログラム)

川崎国際環境技術展2018視察(在京大使館プログラム)

UNIDO東京事務所は、川崎市の協力のもと、2018年2月2日、とどろきアリーナで開催された『川崎国際環境技術展2018』の併催企画として、駐日大使館を対象とした会場視察ツアーを主催しました。

2月2日、小雪が舞う午後、11の在京大使館から14名の外交官が、川崎市とどろきアリーナで開催中の「川崎国際環境技術展2018」を訪問。環境に配慮した日本発の最新の技術を視察しました。

「まずは世界中の方々に、喜んでいただきたい」と話すのは、山梨県に本社を構える堀内製作所の代表・堀内実氏。外交官たちへ同社の抗菌電球・抗菌蛍光灯を熱心に紹介しながら、すでにベトナムで導入されミャンマーや中国から問い合わせが来ている旨を伝えていました。

ブースで画面を見せながら外交官たちに技術の解説をしたのは、富士通株式会社の北嶋雅之氏と久川哲也氏。「弊社の環境シミュレーターは応用が利きます。電力の使用状況のみならず、自然災害の状況をシミュレーションなども可能です」と加え、様々な国での技術活用に意欲を見せていました。

外交官たちは約2時間の視察ツアー中に15社の出展ブースを視察。限られた時間の中で情報収集に努め、サンプルに触れ、さまざまな質問をブースの担当者たちに投げかけていました。

「効率的に廃棄するかリユースするか、エコな取り組みへの様々なアプローチを見る事ができたことは興味深い」、「我が国ではイノベーションが鍵。日本の技術から学ぶ点は多い」、「自然災害が多いという課題は我が国も日本と同じ。そういった共通項から共有できる情報や技術に触れることができた」など、外交官たちはそれぞれに今回の視察から持ち帰るものがある様子でした。

閉会式では、福田紀彦・川崎市長も外交官たちを歓迎。「工業地帯として知られ、また公害問題にも直面した経験から、環境への配慮を重視する川崎市が、皆さまの国のためにお役に立てたら大変光栄です」と挨拶されました。

また、UNIDO東京事務所・安永所長は、川崎市がエコシティとして生まれ変わったと紹介。これを受け、在日ボツワナ大使館のセジョ・モンツォ公使参事官は、自国での環境問題への取り組みへのヒントとして、目から鱗が落ちるような技術にも触れることができたと外交団を代表して感謝の辞を述べ、視察は終了しました。

概要

名 称 川崎国際環境技術展2018
    Kawasaki International Eco-Tech Fair 2018
会 期 201721日(木)~2日(金)
会 場 とどろきアリーナ

参加大使館

アンゴラ共和国、ベナン共和国、ボリビア多民族国、ブルキナファソ、ガーナ共和国、ホンジュラス共和国、レソト王国、ナイジェリア連邦共和国、ペルー共和国、ウルグアイ東方共和国

訪問ブース

光明理化学工業株式会社、株式会社インフォマティクス、株式会社industria、株式会社システム・ジェイディー、ワイズグローバルビジョン株式会社、堀内製作所、ドクターキッドJP環境学博士事務所、三幸電機製作所、富士通株式会社、日本スレッド株式会社、日立オートモーティブシステムズメジャメント株式会社、株式会社リガルジョイント、株式会社オスモ、株式会社コモテック、株式会社ナガオシステム