株式会社菅原工業は、再生加熱方式を用いたアスファルトのリサイクル技術を開発し、運用しています。本技術では、道路の補修時に生じるアスファルト舗装廃棄物（RAP）に再生処理を施して、新品のアスファルトと混合して再利用するものであり、省資源化による環境負荷の低減と、コスト削減のメリットがあります。また、本技術で実施する道路補修は、亀裂の入った道路に部分的に上塗りをするような従来の方法とは異なり、亀裂の入った部分を含めた表層を除去して、周辺を平坦にした後に補修をするという方法をとっています。本技術により、路面がより平滑となるため、質の高い道路修繕が可能になります。
本技術はすでにインドネシアで導入されています。2017年に地元の建築業者とともに合弁会社を設立し、再生処理プラントの本格的な操業を行っています。

（サステナブル技術普及プラットフォームは海外への技術移転を目的とするため英文表記のみです。）