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UNIDOと日本政府によるイランの持続可能なマグロバリューチェーンへの支援

UNIDOと日本政府によるイランの持続可能なマグロバリューチェーンへの支援

2021.03.08

 

2021217日 – イラン・ テヘランにおいて、日本政府と国際連合工業開発機関(UNIDO)は、イランのチャバハール地域におけるマグロバリューチェーンの持続可能な開発促進プロジェクトのための資金提供協定に署名しました。

チャバハールのマグロバリューチェーン能力構築を目的とする先行介入に基づいたこのイニシアチブは、地元漁師の新たな市場へのアクセス能力支援や乱獲リスク軽減に貢献します。チャバハール地域のマグロは高品質ですが、そのほとんどが缶詰で低価格で販売されているのが現状です。もし、漁師らがこれまでと変わらない量の漁獲を継続した場合、南東沿岸地域の海洋資源を枯渇させる可能性があります。

UNIDOは、農業省、イラン水産機構、地元機関との協同を通じて、品質管理システムの改善、より高い価格での輸出の促進、持続可能な漁業の促進、キハダマグロの生態監視メカニズム確立などに関する技術支援を提供します。

チャバハール地域の水産業に携わる中小企業は、日本との知識共有や技術移転を通した品質管理や市場関連の介入により直接的な便益を得ることが可能となります。