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第83回

第83回

 相変わらず日本も世界もコロナ禍の中にありますが、テレワーク主体のビジネススタイルを始めて一年近くになりますが(と言っても、当方は日頃色々な関係者とのやりとりがありますので、結構、皆出勤しています)、かなり定着していると実感します。

 ウチの事務所の活動の一つの柱が途上国・新興国への投資促進ですが、一昨年までは、そうした国の投資促進機関(IPA: Investment Promotion Agency)から担当者を招聘し、2週間程度日本に滞在してもらっている間に、数回の投資環境セミナーと、関心企業との1対1の面談(通称B to B会合)をアレンジするのが普通のやり方でした。

 30年前は、こうした投資促進担当官(デレゲート)の方々は日本に3ヵ月以上滞在していたと聞きます。それが最近では2週間になった訳ですが、昨年後半から実施しているオンラインでのデレゲート・プログラムでは、先方の通常業務との兼ね合いを見ながらイベントを組み込んでいくので、また長期化しています。先月半ばから実施していたコロンビアのプログラムも今週終わりますが、1ヵ月の実施期間の中でスケジュールを分散させて行いました。政府機関であるProColombia(コロンビア貿易投資観光促進機構)の方々も、首都ボゴタの投資促進を担う Invest in Bogota(ボゴタ市投資促進機構)の方々も非常に効率的でprofessionalな人達でした。 

 今週からは、セネガルのプログラムの実施です。GWが挟まりますので期間は5月末までとしました。明日15日(木)に開催される「セネガルビジネス・投資セミナー」では、我々のカウンターパートであるAPIX(セネガル投資促進・大規模公共工事公社)から経済特区担当の役員が、また、セネガル政府からは農業・農村施設省や産業開発・中小企業省からの登壇者が最新のセネガルの経済状況やビジネスチャンスについてプレゼンを行います。また、当事務所のアドバイザーや同国に進出する日本企業の方々にも参加を頂くこととしています。更には、新井駐セネガル日本国特命全権大使、シス駐日セネガル特命全権大使のご出席によるパネルディスカッションも予定されており、盛沢山です。(https://www.unido.or.jp/coming/10442/

 APIXのホームページを見ると、「セネガルに投資すべき8つの理由」として、①安定で開放的な国、②健全で競争的な経済(GDP成長率>7%)、③優れた人的資源、④近代的で整備が進展するインフラ(交通・運輸、通信、エネルギー)、⑤法的・財政的な支援の枠組み、⑥地域及び国際市場への優れたアクセス(UEMOA:西アフリカ経済通貨同盟、ECOWAS:西アフリカ諸国経済共同体、等)、⑦優れた生活の質(QOL)、⑧魅力的なビジネス環境、といった要素が挙げられています。ご参加される方々には、更に具体的な情報を得て頂く機会として、APIXとの個別オンラインミーティング(https://www.unido.or.jp/coming/10400)の場も用意しております。また、今回のセミナーには、経済特区のあるサンジャラ市のジョップ市長にも参加頂くことになりました。サンジャラ市は、高層ビルが立ち並ぶ首都ダカールと比較すればまだまだ発展途上ですが、同市長はフランスの大学を卒業後、欧州の食品大手企業を経てセネガルの大統領アドバイザー(農業・工業)となり、今は故郷の市長として日本企業の誘致に熱心に取り組んでおられる由。こうした地元自治体の声が聴けるのも楽しみです。