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G7広島サミット:途上国に貢献する日本の技術を紹介―持続可能な未来のために

G7広島サミット:途上国に貢献する日本の技術を紹介―持続可能な未来のために

UNIDO東京事務所は2023年5月18日〜22日、G7広島サミットの国際メディアセンターにて、サステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」に登録されている日本の技術を紹介しました。連日賑わうメディアセンターには5千人以上の報道関係者が訪れ、UNIDO東京事務所の展示ブースでは、広島や中国地方の地元企業の技術を通じて、途上国の課題解決に貢献する取り組みを紹介しました。

また、4月に長野県軽井沢市で開催されたG7の外相会合でも4日間、UNIDO東京事務所は国際メディアセンターで環境やアグリビジネスに関連する登録技術を展示し、国際的な注目を集める場で日本の持続可能な技術とその価値をアピールしました。

日本には途上国が抱える課題を解決に導く様々な技術があることから、UNIDO東京事務所は日本企業の海外進出を支援することを通じて、持続可能な未来に向けた積極的な貢献を行っていきます。

G7広島サミットで展示した技術

多機能フィルター株式会社(山口県下松市) 「ユニークな侵食防止および環境回復マット

多機能フィルターは、道路などのインフラ整備、 災害復旧整備、資源開発などに関連した土木事業の現場で見られる土壌侵食を防止する緑化マットです。植物の成長と密接に関連する土壌環境を改善すると同時に、風雨による土壌侵食を防ぎます。 土壌を保護して乾燥や凍結を防止し、持続的な緑化を実現します。軽量なロール状素材で扱いやすく、重機も必要ありません。

テラル株式会社(広島県福山市) 「直流ポンプと太陽光パネル

テラルのソーラーポンプは、ソーラーパネルに よって生成された直流電力を交流に変換することなく直接利用します。ポンプには自動制御装置と保護装置が内蔵されており、コスト、耐久性、設置の容易さなどの点で競争力があります。当社の技術は低コストなため、地方でも活用できます。

株式会社トロムソ(広島県尾道市) 「未活用資源 もみ殻を環境対応型燃料に変換するグラインドミル

「グラインドミル」は、未利用のもみ殻を固着剤や接着剤を使用せずに環境にやさしい固形燃 料に変換する革新的な技術です。広島の造船技術からヒントを得た「グラインドミル」は、特殊な金属コーティングにより耐久性を高めてい ます。固形燃料の「モミガライト」は、家庭、学校、災害時の救援活動、また火力発電など、様々な 場面で利用できる実用的なエネルギーソリュー ションです。薪や炭に代わる持続可能な燃料として、森林保護に貢献します。

G7軽井沢外相会合で展示した技術

メビオール株式会社「フィルム農法で持続可能な農業を

メビオール株式会社は、少ない水で野菜を栽培するためのハイドロゲル製フィルム「Imec」を発明しました。水の使用量を水耕栽培の 4 分の 1 以下、土を使う慣行栽培の 10 分の 1 まで減らすことがでます。これまで農業に適さないと されてきた土地でも有効活用できます。フィルムが有害なウイルスや雑菌の侵入を防ぐので、農薬が不要になります。土壌汚染された上海郊外や、高温で過酷なドバイの砂漠でも農業を行うことが可能になります。

株式会社 TBM LIMEX」石灰石を主原料としたラスチックと紙の代替素材

LIMEX(ライメックス)は、石灰石などの無機物を主原料とし、プラスチックや紙の代替材料として使用できる新素材です。プラスチックの代替素材の開発・生産が世界的で進む中、LIMEXはコスト競争力があり、石油系樹脂や温室効果ガス排出量の削減に貢献できる環境に配慮した素材です。40 カ国以上で特許を取得し、1万以上の企業や自治体で使用されています。

株式会社トロムソウェルビナ:もみ殻活性炭フィルター搭載高性能浄水器
UNIDO STePP技術移転実証事業の対象技術)

ウェルビナ浄水器はもみ殻活性炭フィルターを採用。素早い吸収性能、大きな有機分子の吸着、小さなタンパク質を除去する優れた効果、そして最も重要な細菌やウイルスの除去能力を備えています。フィルターはもみ殻ブリケットを完全炭化したものを利用しています。一般に用いられることが多いヤシ殻から作られた活性炭フィルターよりも、水中の不純物の除去率において優れています。

展示ブースの様子: