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イベントレポート:ウガンダビジネスセミナー

イベントレポート:ウガンダビジネスセミナー

UNIDO東京事務所は3月16日(水)に、駐日ウガンダ共和国大使館と共催で 「ウガンダ・ビジネスセミナー」をオンラインで開催しました。

本セミナーでは、ウガンダ投資庁(UIA)の日本担当であるサラ・ナシンブワ氏からウガンダの最新ビジネス環境や投資機会についてご講演いただきました。サラさんは、ウガンダにおけるビジネスの窓口として、ワン・ストップ・ショップであるUIAが提供するサービスについて解説し、ウガンダでビジネスを検討する日本のみなさまへ快適な投資環境を整えるべく、継続しサポートを続けたいと語りました。

パネルセッションでは、ウガンダで活躍する日本企業5社が参加し、活発に議論を交わしました。ウガンダの魅力的な商材を日本市場に輸入されている日本企業(Crystal Coffee:フェアトレードコーヒー、FAR EAST:ドライフルーツ、RICCI EVERYDAY:アフリカ布バッグ等)からは、ウガンダの商材の可能性や、日本に通用する商品とするための技術移転として、生産の現場の工夫や苦労、そしてやりがいが語られました。ウガンダ市場をターゲットに現地でサービス業を営む日本企業(COTS COTS: 日本料理屋や農産物生産・流通・販売等、CourieMate: 二輪車による荷物の配送サービス)からは、成長市場であるウガンダならではのビジネスのあり方と今後の展望について、コロナ禍のなかでも柔軟に急速に変化する市場にイノバティブなアプローチで取り組まれている様子が語られました。日本や海外からウガンダへ投資を呼び込むために、投資支援のさらなる広報や手続きのフォローアップなど、ウガンダでビジネスをする日本企業の視点ならではの要望が伝えられ、UIAからは今後のより一層の支援とサポートが約束されました。

当日共有された資料につきましては、ページ下部よりご確認いただけます。

概要

日 時: 2022年3月16日(水)16:00~17:30(日本時間)
場 所: オンライン
主 催: UNIDO東京事務所
共 催: 駐日ウガンダ共和国大使館
参加費: 無料
言 語: 日・英同時通訳
司 会: 今津 牧(UNIDO東京事務所)

プログラム(敬称略)

日本時間
16:00-
 開会挨拶
      駐日ウガンダ大使館 臨時代理大使 ムリジョ・ワシケ・シャドラック

16:05- 講演: 「ウガンダのビジネス環境と投資機会」
      ウガンダ投資庁 投資促進官 サラ・ナシンブワ

16:20- パネルセッション:「ウガンダビジネスの現状と展望」
     パネリスト(アルファベット順)
      COTS COTS Ltd. 清水政宏
      CourieMate 松本弘
      Crystal Co., Ltd. 木下正義
      FAR EAST, Inc.   阿部香澄
      RICCI EVERYDAY, Co., Ltd. 仲本千津
      
17:25- 閉会挨拶
      UNIDO東京事務所 所長 安永 裕幸

パネルセッション登壇者(敬称略・随時更新)

サラ・ナシンブワ (ウガンダ投資庁 投資促進官)
UIAにて投資促進専門官を務めるサラ・ナシンブワは、国内外の投資家に対しウガンダの投資政策・機会に関する情報提供や、現地中小企業の能力向上や起業支援、グローバルビジネス戦略、海外投資誘致戦略に従事する。Uganda Christian University – MukonoにてOrganizational Leadership and Managementの修士号取得。Makerere UniversityにてSocial Sciencesの学士取得。Maryland Robert H Smith School of BusinessにてGlobal Business Strategyの専門士を取得し、Entrepreneurship in Emerging economiesコースを修了した。
清水政宏 (COTS COTS Ltd.)
2006年京都大学経済学部を卒業後、BNPパリバ証券株式会社及びシンガポールのヘッジファンドでの業務を経て2015年にCOTS COTS LTDを共同で創業。COTS COTS LTDは2018年にウガンダの首都カンパラに日本料理店Yamasen Japanese Restaurantと商業施設Tank Hill Parkをオープンさせた。Tank Hill Parkは2020年グッドデザイン賞金賞や国土交通大臣表彰である第4回「JAPANコンストラクション国際賞」を受賞した。

松本弘 (CourieMate Uganda(ヤマハ発動機株式会社 子会社)社長) 
2005年ヤマハ発動機入社後、R&D部門にて技術開発に従事。2019年よりアフリカ地域の新事業開発を担当。ナイジェリア、ケニア、タンザニアで新プロジェクトを立ち上げた後、2020年よりウガンダのラストワンマイルデリバリー事業にフォーカス。新興国市場におけるMobility as a Serviceを実践するために、現地のデリバリーカンパニーCourieMateを率いる。

Christal Coffee _Mr. Kinoshita 木下正義 (株式会社クリスタル 代表取締役)
中国大連外国語大学留学後。勝原コーヒー入社。1998年に勝原コーヒー創業者である父とウガンダに渡り同国産アラビカ種コーヒー豆の輸入を開始。ウガンダ政府の要請によりTICAD、EXPO 2005 AICHI, JAPANに参加。同国産コーヒー豆の普及活動を行う。2006年に有限会社クリスタルコーヒーと合併。株式会社クリスタルを設立。2012年7月に代表取締役就任。2014年貧困層への社会貢献が認められ東久邇宮文化褒賞を受賞。
阿部香澄 (FAR EAST, Inc. CARVAAN事業部 CARVAAN TOKYO レストランマネージャー)
大学で国際関係学を学んだ後、2012年FAREAST入社。FAREASTBAZAARのエリアマネージャーを務める傍らウガンダに赴き、現地レポートを行う社内きってのウガンダ通。ウガンダのAIDS孤児を招聘した訪日プログラムの企画やJICA海外視察団のビジネスセミナーでウガンダ事業を紹介する。現在CARVAAN TOKYOマネージャーを務め、世界の多様な食文化を発信。
仲本千津 (RICCI EVERYDAY 代表取締役COO兼Rebeccakello Ltdマネージングディレクター)
1984年静岡県生まれ。一橋大学大学院卒業後、邦銀で法人営業を経験。その後国際農業NGOに参画し、ウガンダの首都カンパラに駐在。その時に出会った女性たちと日本に暮らす母と共に、カラフルでプレイフルなアフリカ布を使用したバッグやトラベルグッズを企画・製造・販売する「RICCI EVERYDAY」を創業。2015年に日本法人、2016年に現地法人を設立。2019年には日本初の直営店舗を代官山にオープン。2016年11月第一回日本アフリカ起業支援イニシアチブ最優秀賞、2017年9月第五回グローバル大賞国際アントレプレナー賞最優秀賞、同年11月日本イノベーター大賞2017特別賞、第六回DBJ女性新ビジネスプランコンペティション事業奨励賞受賞。また2018年1月にCHIVAS VENTURE 2018日本代表に選出。頭の中を巡るテーマは、「紛争を経験した地域が、過去を乗り越え、幸せを生み出し続ける場になるには、どうすればいいか」ということ。

お問い合わせ

UNIDO東京事務所(担当:今津、松本)
E-mail: itpo.tokyo@unido.org

資料

  • ムリジョ・ワシケ・シャドラック 氏(駐日ウガンダ大使館)

  • サラ・ナシンブワ氏 (ウガンダ投資庁)

  • 清水政宏氏 (COTS COTS Ltd.)

  • 松本弘氏 (CourieMate) 

  • 木下正義氏 (株式会社クリスタル)

  • 阿部香澄氏 (FAR EAST, Inc.)

  • 仲本千津氏 (RICCI EVERYDAY)

  • 安永裕幸所長 (UNIDO 東京事務所 )