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【SDGs】 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

【SDGs】 目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」

2020.07.20

強靱で回復力のあるのインフラストラクチャーは、コミュニティが繁栄するための基盤です。持続可能であり、スマートかつ技術革新的なテクノロジーへのアクセスを確保し、イノベーション、金融市場、雇用への平等な権利を確実にするための推進力でもあります。国連本部により設定されている「Goal of the Month(今月の目標)」はこの7月に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行(パンデミック)をきっかけに、より良い復興のための基盤として持続可能な産業、イノベーション、そして、インフラストラクチャーの重要性に着目しています。今月を通して発表される、または発表された数多くのレポートをこちらよりご覧ください。


今月の目標 ー 2020年7月:目標9 「産業と技術革新の基盤をつくろう」

国連本部は7月、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行(パンデミック)に対してより良い復興(Build Back Better)を支援するために持続可能な産業、イノベーションとインフラストラクチャーの重要性を強調しています。

  • 産業化は、数多くの社会経済、環境の目標において発展を促進します。産業主導による成長は、貧困層に有効です。製造セクターや関連するサービス産業は、雇用や収入を創出します。
  • 産業セクターは、経済の様々な側面と強いつながりをもち、農業とサービスセクターの間をつなぐ役割を果たします。そのような、一つのセクターにおける経済的なダイナミズムや成長を確実にするつながりは、他のセクターへと広がります。
  • 包摂的かつ持続可能な産業化は、収入を作り出す主要な資源であり、生活水準を急速かつ持続的に増加させることができます。
  • 産業は、環境に配慮した開発のための技術的なソリューションを提供するイノベーションの重要な源であることから、産業、イノベーション、インフラストラクチャーの相互関係は非常に強力であると言えます。
  • 技術の進歩は、気候変動への対策、循環型経済、低炭素型生産、資源やエネルギー効率の上昇など、環境目標を達成するための基盤となります。
  • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による危機によって、世界的な大流行(パンデミック)禍の食糧生産や必要な物資の提供者として、また、パンデミック後の経済回復の道筋として、産業の重要性が示されています。

回復力のあるインフラストラクチャーを構築し、包摂的かつ持続可能な産業化を推進し、さらにイノベーションを促進することは、成長していくコミュニティの基盤として、ひいては、持続可能な開発のための2030アジェンダの達成のための鍵として考えられる必要があります。

>>「Goal of the Month」に関する詳しい情報(レポートなど)はこちら

>> SDGsとUNIDOについてはこちら