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[UNIDO本部] 国吉事務次長の寄稿をご覧ください:国連広報センターブログ「みんなで乗り越えよう、新型コロナパンデミック:私はこう考える」

[UNIDO本部] 国吉事務次長の寄稿をご覧ください:国連広報センターブログ「みんなで乗り越えよう、新型コロナパンデミック:私はこう考える」

2020.07.03

2020年7月3日(金)、UNIDO本部 国吉事務次長の寄稿が、国連広報センター ブログ「みんなで乗り越えよう、新型コロナパンデミック:私はこう考える」(第11回)に掲載されました。

寄稿:「ニュー・ノーマルでも変わらぬもの」(UNIDO本部 国吉浩 事務次長)
 >>こちらよりご覧いただけます。

以下、国吉事務次長の寄稿より抜粋:
「日本は、国土も資源も限られており、また人口減少傾向で国内市場には限界があります。世界と価値を共有して、その中で日本の繁栄を考えていかなければ成り立たないことは、明らかです。コロナ後のより良い社会の構築には、世界の経済とそれを支える産業を、しっかりとしたものにすることが、大前提となります。
(中略)コロナ後の世界をより良い社会とするために、日本として何ができるでしょうか。気候変動への対応には日本の産業が有する、環境・エネルギー技術を世界に広げていくことが効果的でしょう。経済活動においては、他の国との信頼関係を構築しつつ、ともに繁栄していくという姿勢が重要です。新たな途上国へ生産拠点の分散化をすれば、サプライ・チェーンの強靭化にも繋がります。日本の良いモデルや技術を共有していくことも、途上国のためになり、日本産業のビジネス展開にもなります。
(中略)これまで人類が築き上げてきた様々な共通の価値観、それが今、コロナによって試されているのだと思います。この共通の価値観は、持続可能な開発目標(SDGs)の17の目標に集約されています。17の目標のどれ一つとっても、コロナ後も引き続き、人類にとって極めて重要で、強力に進めていくべきものと思います。私たちは、変わるものに目を奪われがちですが、そこは柔軟に対応し変化を受け入れつつも、守るべき基本は堅持してブレないこと。それが人類のさらなる発展のために、重要なのではないでしょうか。これがグローバルな時代における『不易流行』だと思います。」

 
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本ブログは、国連諸機関の邦人職員幹部をはじめ、様々な分野で活躍する有識者を執筆陣に、日本がこのパンデミックという危機を乗り越え、よりよく復興することを願うエールを込めたブログシリーズです。詳しくはこちら