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第3回・新春対談「アフリカ経済の魅力と課題」(東京)

2017.02.06

アフリカで初めて開催されたTICAD(アフリカ開発会議)VIが成功裏に閉幕してから約5ヶ月。本会議を機に、アフリカ諸国とのさらなる多面的な交流が加速する中、日本モロッコ協会が主催する「アフリカ経済の魅力と課題」と題した新春対談が開催されました。会場には、過去にモロッコをはじめ、アフリカ各国滞在経験を持つビジネスパーソン、現在アフリカ進出している企業の担当者、アフリカと日本の橋渡しに従事する機関の代表など、さまざまな聴衆が集まり、盛り上がりを見せました。

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プログラム前半、「アフリカ経済の夜明け」と題した基調講演を行った、三菱商事株式会社、相談役(前会長)小島順彦氏は、若年人口が寄与するアフリカの可能性を踏まえた上で、資源価格の低迷により、資源国と非資源国で成長に差異が起きている現実を指摘。また、TICAD VIでもテーマとなった、「経済多角化・産業化を通じた経済構造改革の促進」、「質の高い生活のための強靱な保健システム促進」、「繁栄の共有のための社会安定化促進」といった課題を紹介。また、今後アフリカをひとつで見るのではなく、地域としてみることの重要性を語りました。

後半は、ラシャッド ブフラル モロッコ王国特命全権大使ソロモン K マイナ ケニア共和国特命全権大使が登壇。広瀬晴子 日本モロッコ協会会長の司会で対談が行われました。

ブフラル大使は、近年、エネルギー部門を産業部門としてではなく、モロッコの戦略部門として注力してきたことによる成功に触れ、また、EU加盟国であるスペインまでフェリーで30分という立地から、同国がアフリカへの「ゲートウェイ」であり、アフリカの潜在的可能性を持つと力強く訴えました。

一方、マイナ大使は、最新のランキングでナイロビが「世界で最もダイナミックな都市」の第10位にランクインした事に触れると同時に、近年サービス産業が著しい成長を遂げていると強調。日本企業が、快適に同国においてビジネスを展開できるよう、環境づくりに注力していると語りました。

概要

「アフリカ経済の魅力と課題」

主催:一般社団法人 日本モロッコ協会

日時:2017年1月25日(水)13:30~16:00

会場:JXビル2F講堂(千代田区大手町1-1-2 JXホールディングス株式会社)

後援:外務省、駐日モロッコ王国大使館、公益財団法人日本生産性本部、独立行政法人国際協力機構(JICA)、
   独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)、UNIDO東京事務所、 一般社団法人アフリカ協会

UNIDO東京事務所とモロッコ

UNIDO は過去20年にわたり、特に自動車部品、エネルギーおよびアグロフード産業などの分野において、日本からモロッコへの投資事業を支援しています。今後UNIDOは、特に航空事業など、新たな部門を視野に支援を続けます。